金剛山登山ルート 伏見峠(念仏坂) 家族でわいわい登山するならこのコース
(2024年9月14日更新)
大阪府と奈良県の県境にある日本二百名山の1つ金剛山。その金剛山の登山ルートを紹介します。
参考にしていただければ幸いです。
はじめに
登山中はスマホの電波が届かない場所が多いです。ですから、今ご覧になっているルート案内記事は登山前にダウンロードしておくことをお薦めします。そうすると登山中にオフラインで見ることができます。
本記事は2023年7月時点の記事になります。登山道は自然災害や規制などで様相が変化します。更新は随時行います。
伏見峠(念仏坂)
ひとりでも道迷いがなく、安全なルートです。他の登山者も多く、安全のための推奨ルートです。
雪のない時期は履きなれたスニーカーで動きやすい服装で大丈夫です。小学生の登山遠足やキャンプされる方がよく登られるルートです。
頂上付近にちはや園地があり、太陽観察や野鳥観察などのイベントをやっており、キャンプ場もあり、大人から子供まで楽しめます。
個人的には初めて金剛山に登るならこのルートを推薦します。
2024年8月からロープウェイの撤去工事が始まっており、基地局が撤去されたためちはや園地付近ではスマホの電波が入りません。山頂まで行くと電波は入ります。
伏見峠(念仏坂)ルート地図
伏見峠(念仏坂)ルートコースタイム参考値
標高差:450m
道のり:3.8km(国土地理院発表)
時間:2時間17分(国土地理院発表・休憩なし)
伏見峠(念仏坂)ルート案内
地図番号⓪ 登山口
千早ロープウェイ前のバス停付近にも自動車の駐車場があります。百ヶ辻(もがつじ)の登山道入り口です。この先たくさんの登山道分岐があります。今回は分岐せず安全なコースで登頂します。
地図番号① 寺谷ルート取付け付近からロープウェイ下
10分ほどで「千早のトチノキ」があります。沢が近く、きれいなポイントです。
しばらく登ると水場があります。この付近の分岐が寺谷ルートですが、今回は真っすぐ直進。
しばらく、右に沢を見ながら緩やかに登りが続きます。道幅の広く、整備されています。
道が広くなった場所に来ました。休憩場があるわけでもない。頭上を見ると・・・、
ロープウェイの架線が見える。2023年現在、運転中止です。2019年大阪北部地震後の安全検査で危険と評価され、復旧コストも掛かることから廃止撤去となりました。
地図番号② ここから念仏坂
ここから少し登りがきつくなる。念仏坂と呼ばれる。コンクリートの〇〇模様の道。
地図番号③ 伏見峠
坂を登りきると分岐があります。ダイトレに合流です。ここは伏見峠です。左に曲がります。
しばらく行くと金剛山キャンプ場が見えてきます。キャンプ場は有料ですが、調理器具や調理カマや寝袋などレンタルできます。既設のロッジもあり、ファミリーやクループで設営なしで借りることができます。おひとりさま用のサイトもあります。サイトは事前予約制です。詳しくはちはや園地のホームページを参考にお願いします。
地図番号④ ちはや園地
さらにしばらく行くと、ちはや園地が見えてきました。遊具があり、芝生広場があります。その先にロッジ(休憩場・自動販売機)があります。良い休憩場です。
左に行くと「ちはや星と自然のミュージアム」。博物館です。トイレや展示、グッズ販売などあります。星見台があり、昼間は太陽観察をやっています。夜はキャンプ泊の方限定の星空観望会があります。星のソムリエ®の学芸員さんが口径40cmの望遠鏡で土星や月を解説しながら見せてくれます。
休憩場。無料です。年末年始は閉鎖しています。
山頂に向かいます。ここから山頂まで大人の足で30分位でしょうか。
こんな道。道幅も広くきつい登りはほとんどありません。
四季の谷に続き道を横目に頂上方向にまっすぐに進みます。
展望台です。いい景色です。日の出はここから見やすいようです。また、野鳥や樹木花を撮影されている方がいらっしゃいます。写真を撮るのにいいポイントです。
大阪府で一番高い場所です。金剛山山頂の最高峰は実は奈良県なのです。周りにベンチあります。ここで弁当を食べるのもいいかも。
しばらく歩くと
地図番号⑤ 一の鳥居
一の鳥居です。ここから葛城神社の神域です。鳥居をくくりさらに登ります。
地図番号⑥ 葛城神社
金剛山の最高地の葛城神社です。この階段を登って参拝するのもいいでしょう。金剛山の標高1125mの場所は本殿の裏側ですが、神域の為、立入禁止になっています。近くまでは行くことができます。
葛城神社からトイレや売店がある山頂広場に向かいます。下りです。
二の鳥居です。これで葛城神社(神域)を出たことになります。
山頂広場に到着。この日は景色見えませんでした。天気の良い日は、PLの塔、狭山池、大阪のビル群、大阪湾、神戸、六甲山、関空、明石大橋が見えます。
まとめ
個人的には初めて金剛山に登るならこのルートを推薦します。道幅が広い理由は、物資をちはや園地や山頂の売店に運ぶためです。朝夕は車が2,3台通りますが、逆に車が通れるぐらい、道がベコボコしていないということです。
金剛山にはたくさんの登山ルートがあります。中には危険なルートもあります。ひとり登山を安全性で分類し、それらをまとめた記事です。お役に立てていただければ幸いです。