金剛山登山ルート 千早本道 積雪期 雪山初めてならこのルート
(2024年9月12日更新)
大阪府と奈良県の県境にある日本二百名山の1つ金剛山。その金剛山の登山ルートを紹介します。
参考にしていただければ幸いです。
はじめに
登山中はスマホの電波が届かない場所が多いです。ですから、今ご覧になっているルート案内記事は登山前にダウンロードしておくことをお薦めします。そうすると登山中にオフラインで見ることができます。
本記事は2023年12月時点の記事になります。登山道は自然災害や規制などで様相が変化します。更新は随時行います。
千早本道
「本道」という名がつくぐらい定番で、山頂直結のルートです。積雪期はこの千早本道か伏見峠(念仏坂)が安全です。特に滑落事故が起っているツツジオ谷ルートは危険です。レスキューヘリが人を救助しているところを見たことがあります。千早本道は滑落の心配はありません。アイゼンは必須です。アイゼンがないと滑って怪我につながります。千早本道は人通りも多いので何かあった時を考えると、心強いですね。
千早本道地図
緑線のルートは楽な道です。樹氷や霜柱などが楽しめます。黄緑ルートは最短ルートです。
千早本道コースタイム参考値
標高差:550m
道のり:2.7km(国土地理院発表)
時間:2時間18分(国土地理院発表・休憩なし)
千早本道案内
地図番号⓪ 登山口
車でここまで来るのはいささか自信がないため、バスを利用することにしり。金剛登山口のバス停から出発。バスで来た道を少し戻り、右に曲がり、山の豆腐「まつまさ」めがけて坂道を登ります。
地図番号① いよいよ入山
右に行くと千早本道です。この日は麓までこの雪ですから、雪の具合からアイゼン装着。
登山道入り口です。手前には靴を洗うためのブラシを水があります。薄暗い雰囲気ですがここを登ってゆきます。
すっかり雪景色。
地図番号② 2合目
千早城に上がる分岐があります。千早城にの天守には千早神社があります。お参りしてから、そのまま神社の脇から下ると2合目に合流します。
2合目です。この階段は千早城から下る道です。山頂は真逆です。
4合目付近、たまにフラットな道もあります。
地図番号③ 5合目
5合目です。雪が深くなってきました。広めの休憩場です。
簡易トイレが2機あります。
屋根付きの休憩場です。
雪だるまと一緒にウルトラマンとバルタン星人の像が納めてあります。
お地蔵さん。千早本道には登山道わき所々にお地蔵さんがあり、ご真言もそれぞれ違うようです。
樹氷というやつです。風下側に雪や氷がつきます
地図番号④ 8合目
8合目です。雪がかなり深く、階段が雪で埋め尽くされ、スロープ状になっています。ここは直進すれば樹氷が楽しめます。左に曲がると階段で9合目まで登りです。どちらの道も9合目に合流します。
地図番号⑤ 9合目
9合目です。分岐です。どちらも山頂に着きます。右は近道。左は楽な道。私は左の楽な道を行きます。
きれい。ブナの巨木でしょうか。すっかり雪化粧。
樹氷で真っ白な木。白と黒の世界。樹氷は強い寒気が来た、きれきれに冷えた翌日の無風の朝がきれいです。風が強すぎたり、太陽が出ていると樹氷は木から落ちてしまいます。
まとめ
金剛山にはたくさんの登山ルートがあります。中には危険なルートもあります。ひとり登山を安全性で分類し、それらをまとめた記事です。お役に立てていただければ幸いです。
雪のない無雪期の案内はこの記事です。