金剛山登山ルート 寺谷ルート 積雪期 積雪を楽しみながら楽に短時間で登るならこのルート
(2025年2月9日更新)

大阪府と奈良県の県境にある日本二百名山の1つ金剛山。その金剛山の登山ルートを紹介します。
参考にしていただければ幸いです。
はじめに
登山中はスマホの電波が届かない場所が多いです。ですから、今ご覧になっているルート案内記事は登山前にダウンロードしておくことをお薦めします。そうすると登山中にオフラインで見ることができます。
本記事は2024年1月時点の記事になります。登山道は自然災害や規制などで様相が変化します。更新は随時行います。
寺谷ルート
千早ロープウェイ前のバス停付近の百ヶ辻(もがつじ)が登山道入り口です。百ヶ辻から入山し、念仏坂の途中に取付きがあります。沢に沿ってなだらかに登ります。冬景色を感じな雪と沢を堪能できます。分岐がなく道迷いの心配はありません。途中休憩場所、水場、ベンチが豊富にあります。登山者も多く、整備されています。沢を木の橋で何回か渡ります。最後は急登になります。急登を登ると遊歩道に合流します。
途中トイレはありません。装備は登山靴とアイゼンが必須です。特に急登はアイゼンなしでは危険です。荷物はリュックサックに入れて、転倒防止のためにトレイルポールがあれば使いましょう。
寺谷ルート地図

寺谷ルートコースタイム参考値
標高差:450m
道のり:2.1km(国土地理院発表)
時間:2時間35分(国土地理院発表・休憩なし)

寺谷ルート案内
地図番号⓪ 登山口

千早ロープウェイ前のバス停付近にも自動車の駐車場があります。百ヶ辻(もがつじ)の登山道入り口です。この先たくさんの登山道分岐があります。寺谷ルートは文殊中尾根ルートの取付けを通過して5分ほど登ったところにあります。

しばらく行くと水場があります。水の流れで周辺の雪や氷が解けています。この裏側が寺谷ルートの取付け点です。
地図番号① 寺谷ルート入山

先程の水場の裏側が寺谷ルートと文殊東尾根ルートの取付けです。来た方向と逆方向になだらかな12段ぐらいの階段があります。アイゼンを装着し、いよいよ入山です。


木に矢印(→)が書かれています。寺谷ルートはこれが示す通り右に曲がります。誤ってまっすぐに行くと、通称ハードコースに入ってしまします。下記記事もご参考に。

岩だらけの道ですが、ここを進みます。雪が積もっているので、踏み跡を確認しながら進みます。

平らな道に出ましたが右側は深い谷です。凍っているので滑って滑落しないように慎重に進みます。
地図番号② 水場

水場の周りの雪が解けています。

凍ってつららになってます。冷蔵庫の四角い氷しか見たことないので物珍しい。

沢に沿って登っていきます。
地図番号③ 滝と寺谷ルートの核心部

滝が現れました。高さは2~3m。滝の右の道を登ります。

この辺りが寺谷ルートの美しい場所と個人的に思います。夏ほど勢いはありませんが、静かにちょろちょろ流れる水の音が良い。雪と沢のコントラストが美しく、立ち止まり静かな時を過ごします。

休憩ベンチです。この辺りがコースの中間地点です。
地図番号④ レインボーブリッジ

通称「レインボーブリッジ」と呼ばれる、少し頼りない橋です。

今度はしっかりした階段です。階段の手前を右に曲がると、階段を登らずに土道を登る道があります。階段の上で合流します。人がいて混んでいる場合はそちらを利用するとよいでしょう。
地図番号⑤ 朽ちた階段を横目になだらかに登る

休憩場です。

朽ちた階段。ほとんどの登山者は左の岩道を登っています。
地図番号⑥ 急登前の休憩場。そして急登へ

最後の休憩場です。沢はここで終わり。

振り返ると見事な霧氷。

ベンチの左の急登を10分ほど登れば、遊歩道に合流します。あと少しです。転倒防止のためにトレイルポールがあれば使いましょう。

木の根が階段の代わり。雪で隠れているので、先人の踏み跡の上に足をのせて進みます。段差が大きいところもあります。滑らないように予測しながら足の置き場所を決めます。
地図番号⑦ 急登のぼり文殊さん遊歩道に合流

木の階段が現れてくるともうすぐ合流点です。階段の上は雪で滑りやすいので、真上から足をしっかり置き、離すときも真上に引き上げましょう。

ルートの終わり。遊歩道に合流しました。

右に行くと山頂です。
続きはこちら>>>
まとめ
金剛山にはたくさんの登山ルートがあります。中には危険なルートもあります。ひとり登山を安全性で分類し、それらをまとめた記事です。お役に立てていただければ幸いです。
無雪期の様子はこちら(↓)です。