金剛山登山ルート カタクリ尾根ルート(左側) カタクリに直行したいならこのルート
(2024年10月9日更新)
大阪府と奈良県の県境にある日本二百名山の1つ金剛山。その金剛山の登山ルートを紹介します。
参考にしていただければ幸いです。
はじめに
登山中はスマホの電波が届かない場所が多いです。ですから、今ご覧になっているルート案内記事は登山前にダウンロードしておくことをお薦めします。そうすると登山中にオフラインで見ることができます。
本記事は2023年3月時点の記事になります。登山道は自然災害や規制などで様相が変化します。更新は随時行います。
カタクリ尾根ルート(左)
早春に咲く紫色のカタクリに直行したいならこのルート。ルートの後半はカタクリが足元に咲いています。さらに、遊歩道から「四季の道」に行くと、カタクリの群生地があります。
分岐の多いルートです。百ヶ辻から入山し、念仏坂の途中に細尾谷ルートの取付きがあります。細尾谷ルートの取付きから滝の右側を登りしばらく歩くと分岐(地図番号⑥と地図番号⑥’)があります。今回の案内は地図番号⑥(緑色)のコースで地図番号⑦の尾根に合流します。この尾根の脇にカタクリが咲いています。やがて遊歩道(地図番号⑧)に着きます。なお、遊歩道とは、山頂広場の転法輪寺から「ちはや園地」に続く車の通らないなだらかな土道です。草花や木々を楽しめる天空の散歩道です。途中、休憩場、ベンチ、水場はありません。
カタクリ尾根ルート地図
カタクリ尾根ルートコースタイム参考値
標高差:450m
道のり:3.5km
時間:2時間20分(休憩なし)
カタクリ尾根ルート(左)案内
地図番号⓪ 登山口
千早ロープウェイ前のバス停付近にも自動車の駐車場があります。百ヶ辻(もがつじ)の登山道入り口です。この先たくさんの登山道分岐があります。カタクリ尾根ルートは細尾谷根ルートの取付けから入山です。
地図番号① 文殊中尾根ルート取付け
10分ほど登ると左側に文殊中尾根ルート取付けがあります。通過します。
地図番号② 寺谷ルート取付け
さらに5分ほど登ると左側に寺谷ルート取付けがあります。ここも通過します。
地図番号③ 馬の背・細尾谷・カタクリ・香南荘ルート取付け
さらに5分ほど登ると左側に滝のある細尾谷ルート取付けがあります。この取付けから入山します。滝の右側に登山道があります。ここを登るのですが、岩の上を歩くため滑らないように、備え付けのロープを利用しながら姿勢を低くして登ります。 滝の音を聞きながらとても気持ちのいい場所です。
沢に沿って昇り進めます。途中この様な丸太橋を渡ると、間もなく馬の背ルートと細尾谷ルートの分岐点です。
地図番号④ 馬の背・細尾谷ルート分岐点
馬の背ルートと細尾谷ルートの分岐点です。Y字型になっています。
左側へ行くと馬の背ルート。今回はこちらには行きません。
右側は細尾谷ルート。丸太橋を渡ります。
渡るとすぐにベンチと水場があります。一休憩。
左に沢を見ながら緩やかに登ります。沢と登山道の高低差が少ないため、沢を渡ったり沿うように歩きます。
地図番号⑤ カタクリ尾根ルート分岐点
5分ほど歩くと木に「◎」のサインがされています。ここがカタクリ尾根、カタクリ谷の取付け点です。ここを右に90度曲って、沢を渡ります。
沢を渡ってすぐに分岐点があります。右側のルートは最初は緩やかで、最後に急登になります。左側のルートは段差のある木の根の階段を何度かよじ登り、最後は緩やかな尾根になります。どちらで行ってもこの先で合流します。今回は左側の案内です。
地図番号⑥ カタクリ尾根(左側)ルート分岐点
早速段差のある木の根の階段があります。
やがて、なだらかな尾根道に出ます。細尾谷の沢の音がかすかに聞こえます。
写真番号⑦ カタクリ尾根ルート合流点
木に「◎」の印。カタクリ尾根(右側)との合流点です。左上が進路山頂方向で、右下がカタクリ尾根(右側)です。
来た道を振り返るとなだらかな尾根道です。
こちらがカタクリ尾根(右側)です。写真上側から登ってきます。
カタクリの花が咲いています。年によって異なりますが、3月下旬から4月にかけて一斉に咲きます。
秋は紅葉がきれいです。
なだらかな尾根道。風もさわやかです。間もなく遊歩道に合流します。
地図番号⑧ カタクリ尾根ルート終了、遊歩道へ
カタクリ尾根ルート終了前は急な登りになります。登りきると遊歩道に合流します。
遊歩道からカタクリ尾根を振り返ります。
遊歩道に着くと済譜にベンチがあります。ひとまず休憩です。遊歩道を右に行くと「四季の谷」という自然歩道があり、その途中にカタクリ群生地があります。遊歩道を左に行くと山頂方向です。左に進みます。
遊歩道途中にあるベンチです。季節は秋です。
細尾谷直進ルートとの合流点です。電柱が目印です。通過します。
細尾谷左折ルートの合流点です。通過します。
馬の背ルートの合流点です。ブロックが目印です。通過します。
地図番号⑨ 文殊さん合流点
寺谷ルートとの合流点です。標識が目印です。
こちらは文殊中尾根からの合流点です。右に行くと山頂です。続きは下記記事をご参考に。
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まとめ
金剛山にはたくさんの登山ルートがあります。中には危険なルートもあります。ひとり登山を安全性で分類し、それらをまとめた記事です。お役に立てていただければ幸いです。