金剛山登山ルート 香南荘尾根ルート フクジュソウに直行したいならこのルート
(2024年10月9日更新)
大阪府と奈良県の県境にある日本二百名山の1つ金剛山。その金剛山の登山ルートを紹介します。
参考にしていただければ幸いです。
はじめに
2024年8月より香南荘(金剛山の山荘)の撤去作業が始まっています。支柱撤去のため通行止めになることが予想されます。最新のルートの通行可否や期間は確認できていません。
登山中はスマホの電波が届かない場所が多いです。ですから、今ご覧になっているルート案内記事は登山前にダウンロードしておくことをお薦めします。そうすると登山中にオフラインで見ることができます。
本記事は2023年2月時点の記事になります。登山道は自然災害や規制などで様相が変化します。更新は随時行います。
香南荘尾根ルート
春の「フクジュソウ(福寿草)」や花々を観るならこのルートが一番近い。
ちはや園地付近の「シャクナゲの道」に合流します。
百ヶ辻から入山し、念仏坂の途中に細尾谷ルートの取付きがあります。細尾谷ルートの取付きから滝の右側を登りすぐに分岐があります。右の急登を登ります。かなりの急登です。登りきると細い尾根。右側からの念仏坂の沢の音、左側から細尾谷の沢の音がステレオで聞こえる。しばらくするとまた急登。登り切るとエメラルド色のロープウェイの鉄塔に出ます。ここからの景色は良いです。ロープウェイ山頂駅が見えます。さらに登るといよいよ「シャクナゲの道」に合流します。
このルートは分岐がなく道迷いの心配はありません。途中、休憩場、ベンチ、水場はありません。
香南荘尾根ルート地図
香南荘尾根ルートコースタイム参考値
標高差:450m
道のり:5.3km
時間:2時間30分(休憩なし)
香南荘尾根ルート案内
地図番号⓪ 登山口
千早ロープウェイ前のバス停付近にも自動車の駐車場があります。百ヶ辻(もがつじ)の登山道入り口です。この先たくさんの登山道分岐があります。香南荘尾根ルートは細尾谷根ルートの取付けから入山です。
地図番号① 文殊中尾根ルート取付け
10分ほど登ると左側に文殊中尾根ルート取付けがあります。通過します。
地図番号② 寺谷ルート取付け
さらに5分ほど登ると左側に寺谷ルート取付けがあります。ここも通過します。
地図番号③ 細尾谷ルート取付け
さらに5分ほど登ると左側に滝のある細尾谷ルート取付けがあります。この取付けから入山します。滝の右側に 登山道があります。ここを登るのですが、岩の上を歩くため滑らないように、備え付けのロープを利用しながら姿勢を低くして登ります。 滝の音を聞きながらとても気持ちのいい場所です。
滝を登りきるとすぐに倒木が真横に倒れているのが見えます。この辺りに香南荘尾根ルートの取付けがあります。
来た道を振り返ると、左方向に尾根に上がる急な道が見えます。これが香南荘尾根ルートの入り口です。
ルートに入るといきなりの急登。バランスを崩さないように、岩や木を支えにして5分ほど登ります。
地図番号④ 楽な尾根から段々登り
細い尾根です。夏場は左右の木の枝が茂るので、足元に気を付けて進みます。右側から念仏坂の沢の音、左側から細尾谷の沢の音が聞こえます。
少し広い尾根に出ました。
休憩のベンチ。
ササの生えたきつい登りです。遠くにロープウェイの支柱が見えてきました。
地図番号⑤ ロープウェイの支柱あたり
金剛山ロープウェイ撤去工事が2024年8月頃から2026年度の期間に行われます。ロープウェイ支柱も撤去されることからこの香南荘尾根ルート通行止めになることが予想されます。詳しい記事はこちらから。
ロープウェイの支柱です。ここでほぼ中間地点。休憩します。
山頂側を望遠で見るとゴンドラが1機あるのがみえます。
ふもと側は支流が見えます。
地図番号⑥ 尾根登り-後半
支柱の左わきから伸びるささの登山道を登ります。
尾根がなだらかになってきました。もうすぐ香南荘尾根ルートは終わります。
地図番号⑦ いよいよ福寿草に会う
ちはや園地の「シャクナゲの道」に合流します。合流して右の登りではなく、平坦なまっすぐな道を右に着目しながら進みます。
フクジュソウ(福寿草)です。2月~3月上旬が見ごろです。
2月初旬頃は雪が残ています。晴れた日に行くと、雪の下からフクジュソウが力強く咲いています。
地図番号⑧ ダイトレに合流
ダイヤモンドトレールに合流します。この辺りはちはや園地です。
まとめ
金剛山にはたくさんの登山ルートがあります。中には危険なルートもあります。ひとり登山を安全性で分類し、それらをまとめた記事です。お役に立てていただければ幸いです。