金剛山登山ルート カタクリ尾根ルート(右側) 積雪期 新雪を踏みたいならこのルート
Last Updated on 2024年2月28日
大阪府と奈良県の県境にある日本二百名山の1つ金剛山。その金剛山の登山ルートを紹介します。
参考にしていただければ幸いです。
はじめに
登山中はスマホの電波が届かない場所が多いです。ですから、今ご覧になっているルート案内記事は登山前にダウンロードしておくことをお薦めします。そうすると登山中にオフラインで見ることができます。
本記事は2023年12月時点の記事になります。登山道は自然災害や規制などで様相が変化します。更新は随時行います。
カタクリ尾根ルート
冬期は人が少ないため、新雪を踏みたいならこのルート。動物の足跡も見れるかもしれません。
分岐の多いルートです。百ヶ辻から入山し、念仏坂の途中に細尾谷ルートの取付きがあります。細尾谷ルートの取付きから滝の右側を登りしばらく歩くと分岐(地図番号⑥と地図番号⑥’)があります。今回の案内は地図番号⑥’(黄緑色)のコースで、地図番号⑦の尾根に合流します。この尾根が広くて雪が美しい。遊歩道(地図番号⑧)に着きます。なお、遊歩道とは、山頂広場の転法輪寺から「ちはや園地」に続く車の通らないなだらかな土道です。
カタクリ尾根ルート地図
カタクリ尾根ルートコースタイム参照値
標高差:450m
道のり:3.5km
時間:2時間20分(休憩なし)
カタクリ尾根ルート案内
地図番号⓪ 登山口
百ヶ辻(もがつじ)の登山道入り口です。冬ですが積雪はありません。この日は出店があり、アイゼンなども売ってした。出店は毎日出ているわけではないので、アイゼンの用意は事前にしておきましょう。登山開始です。
地図番号① 文殊中尾根ルート取付け
文殊中尾根の取付点です。ここは通過します。
地図番号② 寺谷ルート取付け
寺谷ルートと文殊東尾根の取付点です。ここも通過します。
地図番号③ 馬の背・細尾谷・カタクリ・香南荘ルート取付け
ここが、細尾谷入口。カタクリ尾根の取付点です。この先分岐があり、香南荘尾根ルート、馬の背ルート、細尾谷ルートがあります。奥に滝が見えます。右の尾根は落石の危険があるので、踏み跡に従って、沢に近い方の道を通ります。
滝の右側の登山道を滑らないように登ります。階段もありますが、階段がなく岩むき出しの部分があります。岩に足を置く場所があるので、慎重に登ります。
滝を登りきったところです。
振り向くと、左に曲がる急な登山道があります。これが香南荘尾根ルートです。今回は沢沿いにまっすぐ進みます。
滝が近いからでしょうか。勢いよく大量の清水が流れています。夏場は緑が映えて綺麗な場所です。
地図番号④ 馬の背・細尾谷ルート分岐点
分岐点です。左の階段を登ると馬の背ルート。右の丸太橋を渡ると細尾谷ルート。カタクリ尾根ルートは細尾谷ルートの方向です。
馬の背ルートの入口。
細尾谷ルートの入口。丸太橋を渡ります。
ベンチがあり、休憩できます。
水場があります。
倒木が小さな滝を作っています。
地図番号⑤ カタクリ尾根ルート分岐点
カタクリ尾根ルートの取付点(分岐点)です。直進すると細尾谷 ルートに行きます。 木に「◎」のマークが目印です。右にある沢を渡ります。
沢を渡ります。
地図番号⑥’ カタクリ尾根(右側)ルート分岐点
沢を渡るとすぐに分岐点があります。左右どちらでもこの先で合流します。今回は階段の段差の少ない右側を行きます。
右のルートです。カタクリ尾根ルート(右側)です。人通りが少ない。
大きな倒木をまたぎます。
分岐のようですが右は行き止まりになっています。左の笹に隠れたやや勾配のきつい坂を登ります。
ゆっくりとした登りが続きます。
堰堤を2つほど超えます。
広い谷に出ました。空が開けていてきれいな場所です。
写真番号⑦ カタクリ尾根ルート合流点
谷と尾根との分岐点。進行方向左に曲がります。しばらく尾根の合流点まで登ります。
道幅が狭いので注意しながら、つづら折りの坂道を登る。
登りきるとと地図番号⑥のルートと合流。
ここからしばらくは勾配もない広い尾根道。
春はこの辺りからカタクリの花が群生する。
あともう少しで遊歩道に合流します。最後の急な登りになります。
地図番号⑧ カタクリ尾根ルート終了、遊歩道へ
遊歩道が見えてきました。
遊歩道に合流。コンクリート製のベンチが3機あります。山頂は左方向です。
この遊歩道にはいろいろなルートからの合流点があります。電柱のを挟んだ左の谷は細尾谷ルート(谷詰)からの合流です。高さのある3段の階段が特徴です。
案内板が見えてきました。山頂は道なり左前ほうこうです。看板の右に行くと5分ほどで一の鳥居(ダイトレ)に行くことができます。
やや急な下りの左の谷は細尾谷ルートからの合流です。
ブロックや丸太が置いてある左の尾根は馬の背ルートからの合流です。
山頂への雪道が続きます。歩いていて気持ちいい。
真っ白な樹氷と緑の笹のコントラストが美しい。
地図番号⑨ 文殊さん合流点
正面に小さなベンチと看板が見えてきました。山頂は右です。
谷に下る階段は寺谷ルートからの合流です。
山頂と反対の道は文殊中尾根ルートからの合流です。少し行けば文殊さんが奉ってあります。
「大変お疲れ様」の看板。目の前に大杉の木。もうすぐです。
山頂広場に続く道。
山頂広場に到着。黒い雲がありますが、雲の下に、PLの塔、狭山池、大阪のビル群、大阪湾、神戸、六甲山、関空、明石大橋が見えます。
まとめ
金剛山にはたくさんの登山ルートがあります。中には危険なルートもあります。ひとり登山を安全性で分類し、それらをまとめた記事です。お役に立てていただければ幸いです。
静止画で、文字を読み返せて、細かい配慮が沢山あり、私達の様な高齢者には、とっても助かります。
有難うございます。
ご感想ありがとうございます!
静止画の利点を理解していただけてとても嬉しいです。これからもわかりやすい記事を提供できるよう努めてまいります。
何かご要望や質問がありましたら、どうぞお気軽にお知らせください。
今後も金剛山のルートを追加していこうと思っています。これからもよろしくお願いいたします。