膝が痛い、足が痛い時 金剛山下山ルート
(2024年8月3日更新)
金剛山に登頂したものの、膝や足が痛い場合ありませんか。こんな時はできるだけ楽に下山できるルートがあったら良いと思いますね。
この記事では、どの下山ルートがおすすめかを紹介します。あくまでも自分の経験ですが、参考にしていただければと思います。
膝が痛い、足が痛い時 金剛山下山ルート
初めて金剛山に登って足が疲れた。
久しぶりに金剛山に登って足が疲れた。
夏場の暑さで体力を使い足が疲れた。
道迷いをしてしまい足が疲れた。
難易度の高いルートを登って足が疲れた。
急登にチャレンジして足が疲れた。
この様に、足が疲れてしまった方。足腰が痛くなってしまった時に、楽に下山できるルートを紹介します。
自動車で来られた方はどこに駐車されたかにより下山ルートが決まります。
駐車した場所 | おすすめ下山ルート | 標高差 | 時間 | 距離 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
千早ロープウェイ前 | 伏見峠(念仏坂) | 470m | 1:35 | 4.1km | バスで金剛登山口へ移動可能 |
金剛登山口 | 千早本道 | 570m | 1:21 | 2.7km | バスで千早ロープウェイ前へ移動可能 |
水越峠 | カンドバコバルート | 600m | 2:01 | 5.5km |
バス利用の方は、
・1位 伏見峠(念仏坂)。標高差が小さく階段がない。
・2位 千早本道
・3位 カンドバコバルート
の順がおすすめです。
伏見峠(念仏坂)
山頂から歩く距離は長いですが、比較的勾配がゆるやかな坂道です。階段はありませんので膝にも優しいルートです。百ヶ辻まで下ることができます。百ヶ辻のすぐ近くにバス停「千早ロープウェイ前」や駐車場、トイレがあります。多くの人が利用するので、何かトラブルがあった場合でも、助けを借りやすいでしょう。
山頂(国見広場)からは、転法輪寺の方向へ向かい右手に見える鳥居(二の鳥居)をくぐります。
坂道を登り、左へ灯篭のある道を進みます。
間もなく、葛木神社の前を通過し、道なりに進みます。鳥居(一の鳥居)をくぐります。分岐がありますが、太い道をまっすぐに進みます。
途中、ちはや園地という博物館があります。ここにはトイレ、ベンチ、自動販売機、屋内休憩場、暖炉(冬期)などがあります。困ったら博物館の方に相談されてもよいでしょう。
千早園地をまっすぐに行くと、キャンプ場があり、伏見峠に出ます。
ここが伏見峠。伏見峠を右に(太い道)のほうに下ってゆきます。道なりに下ると登山口(百ヶ辻)に到着。
下山道は大半がコンクリートの坂道で、土の道に比べて膝への負担が大きいですが、膝に負担をかけないように、ジグザグ歩行で下っていくと良いでしょう。
もし自動車を「金剛登山口」に停めている場合は、バスに乗って2つ目のバス停で下車します。約5分です。ちなみにバスに乗らずに歩くと緩やかな下りで普通の速度で約30分かかります。
雨の場合も、コンクリートの為、滑る心配はなく、泥まみれになることもありません。
千早本道
階段を降りると膝が痛くてたまらない人は、このルートではなく、階段のない念仏坂(伏見峠経由)をおすすめします。
このルートは登山道が整備されており、階段の段差もほぼ均一で、一部手すりがついています。地面は土です。階段ばかりだということを承知ください。金剛登山口まで一気に下ることができます。すぐ近くにバス停「金剛登山口」や駐車場、トイレがあります。多くの人が利用するので、何かトラブルがあった場合でも、助けを借りやすいでしょう。
山頂(国見広場)から坂道を下った捺印所の前の坂道からスタート。坂道を下り左の階段を下りていきます。階段はここから登山口まで続きます。
9合目から8合目の間、新道と旧道に分かれます。新道は少し距離が長いですが、階段も浅く足の負担も少ないです。新道はまっすぐ、旧道は右の階段を下っていきます。
8合目で旧道と新道が合流します。
6.5合目あたりで簡単な休憩場があります。
6合目あたりに「く」の字に曲がった浅い階段の迂回ルートがあります。
ちょっと休みたいときに、岩に座って休憩する。
5合目にはトイレ、しっかりとしたベンチ、足を伸ばせる雨除け小屋があります。ゆっくり休憩ができます。
2合目にも簡単なベンチがあります。間もなく到着です。
自動車を「千早ロープウェイ」に停めている場合は、バスに乗って2つ目のバス停で下車します。約5分です。ちなみにバスに乗らずに歩くと緩やかな登りで普通の速度で約40分かかります。
カンドバコバルート
水越峠方面に下山するならこのルートです。ただし、自動車で水越峠に来られた方、土日祝でバスを利用する方のみ対象です。
バスは土日祝、午前2便、午後2便しか運行していないので注意が必要です。乗り遅れないように、出発時間をもとにGPS付きの地図を見て自分の位置と時間を都度確認し、バスの出発時刻に間に合うペースで下山することになります。カンドバコバルートは距離は長いけれど、なだらかに下山できます。ほぼ土の道で足の負担がないです。ジグザグ歩行で下っていくと良いでしょう。人通りは少ないです。
山頂売店の右側の細い道から下山します。途中、大日岳→六道の辻を経由して太尾塞跡まで下ります。太尾塞跡を右に下り、カンドバコバ林道に入ります。後は道なりに下ると水越峠に出ます。水越峠を左(大阪府側)に下ります。
2023年12月21日以降は金剛バスは運行されませんので注意ください。下の写真は今はなき「水越峠」バス停です。
少しでも楽に下山する方法
少しでも膝や足に負担がかからないように下山する歩き方があります。
- ジグザク歩行
- かに歩き
- 杖を突く
ジグザグ歩行
膝や足の特定の筋肉に負担をかけないように、真っすぐ下山するのではなく。下りに対してジグザクに歩行します。注意点はほかの登山者の邪魔にならないよう、背後に気を付けながらゆっくり下ります。
かに歩き
下り坂に対して横向きに下ります。注意点は足をぐねって捻挫しないよう、小幅でゆっくり下ります。ジグザク歩行よりもほかの登山者の邪魔にならず視界も前後両方見えるので良いかと思います。特に勾配のきつい下り坂はかに歩きが楽です。
杖を突く
杖という名のそのあたりに落ちている木の枝です。体重を分散させて、膝や足の負担を軽くします。国見広場近くの売店や千早園地で、親切心で置いてあったりします。それを借りるのもいいでしょう。
金属製のトレッキングポールは売店の中のモンベル(montbell)に在庫があれば購入できます。
まとめ
膝が痛い時、足が痛い時の金剛山のおすすめ下山ルートを紹介しました。痛み度合いと帰りの交通手段を考えて、ルートを選択しましょう。
突然の大雨や霧の場合も、身の安全のためにも怪我無く下山できるように安全なルートを選びましょう。