金剛山登山ルート 文殊中尾根ルート 賑やかに登山したいならこのルート
(2025年1月2日更新)

大阪府と奈良県の県境にある日本二百名山の1つ金剛山。その金剛山の登山ルートを紹介します。
参考にしていただければ幸いです。
はじめに
登山中はスマホの電波が届かない場所が多いです。ですから、今ご覧になっているルート案内記事は登山前にダウンロードしておくことをお薦めします。そうすると登山中にオフラインで見ることができます。
本記事は2024年12月時点の記事になります。登山道は自然災害や規制などで様相が変化します。更新は随時行います。
文殊中尾根ルート
千早ロープウェイ前のバス停付近の百ヶ辻(もがつじ)が登山道入り口です。百ヶ辻から入山し、念仏坂の途中に取付きがあります。木の根の階段を一気に登り、尾根をなだらかに登る自然あふれたルート。遊歩道に合流します。通称「あなぐま」と呼ばれています。
分岐が少ないので目印(テープ)を見ながら登りますが、ほぼ道迷いの心配はありません。途中休憩場所、ベンチがあります。トイレはありません。装備は登山靴をお勧めします。ぬかるんでいる箇所があります。スニーカーでは木の階段で滑る可能性があるからです。荷物はリュックサックに入れて、両手はフリーにしておきましょう。
文殊中尾根ルートは登山口に近いことと、尾根が広いため下山時にもよく利用されます。だたし、下山で利用する場合は分岐があり、道迷いの心配あります。別記事で詳細をチェックください。
文殊中尾根ルート地図

文殊中尾根ルートコースタイム参考値
標高差:450m
道のり:2.2km
時間:2時間(休憩なし)

文殊中尾根ルート案内
地図番号⓪ 登山口

千早ロープウェイ前のバス停付近にも自動車の駐車場があります。百ヶ辻(もがつじ)の登山道入り口です。この先たくさんの登山道分岐があります。文殊中尾根ルートは登山口から10分ほど登ったところに取り付きがあります。
地図番号① 文殊中尾根の取付け

文殊中尾根ルートの取付点です。進行方向左側に直角に8段ほどの階段があります。ここを登って行きます。すると。

いきなりトラロープが出てきました。足元は岩や石がゴロゴロしています。バランスを取りながら慎重に登ります。

やがて、階段道が続きます。歩きやすいが結構きついです。休憩を取りながら登ります。
地図番号② 1つ目の尾根

明るくなってきました。尾根に上がりきるのでしょうか。尾根に上がると右に進みます。

振り返った様子。コンクリート製の「4」とかかれた杭を記憶しておきましょう。下山の際、目印になります。

休憩用の丸太があります。

この様な道幅の広い尾根道です。風もさわやかです。
地図番号③ 登り続く

ババ谷に下る分岐点です。こちらへは行きません。

階段と同じ高さの小さな木の切り株があります。

広めの休憩場があります。ベンチではありませんが丸太があります。ここから、再び階段道が続きます。

少しきついですが、ここを超えれば後は比較的楽な道です。
地図番号④ 2つ目の尾根・休憩しよう

尾根に出ました。ベンチもあります。ここがほぼ中間地点です。

夏は緑がきれい。冬は木の間から景色が見えます。

長いベンチ。大好きな休憩ポイントです。

冬は木の間から大阪平野が見えます。

右方向が山頂です。道を挟んで右が植林(針葉樹)、左が広葉樹です。秋は紅葉がきれいです。
地図番号⑤ 登り続く・文殊東尾根合流地点

幅の狭い急な階段の登山道が続きます。

文殊東尾根(通称ハードコース)の合流点まであと少しのところまで来ました。

振り返ると右(木に◎印)のある方向から登ってきました。踏み跡もしっかりついています。

振り返ると左は文殊東尾根(通称ハードコース)です。下山時、こちらに行ってしまわないようにしましょう。

しばらく登ると、壊れそうなベンチがあります。冬場はアイゼン装着場所に利用してます。
地図番号⑥ 緩やかな登り

分岐があります。写真中央の階段を行っても、左の細道を行ってもこの先合流するので、どちらでもいいです。とりあえず、上り下りの少ない左の細道を行きます。

左の細道です。

細道から景色が見えます。大阪平野の方向です。夏場は木の葉で見えないです。

どこを歩いてもいいよ。上に向かって登ります。

穏やかな登りが続きます。
地図番号⑦ もうすぐ遊歩道

分岐があります。左、中央、右。いずれもこの先合流します。左は細く危険です。

左のの道です。あまり人が通っていないようで細い道です。行ってみて分かりました。大木が登山道を塞いでいます。ここは、左の谷方向に下りて木をくくり元の登山道に戻ることになりますが、足元が柔らかく不安定で危険です。危険でかつ倒木を超えるために時間がかかるため、左の道は避けたほうがいいでしょう。

中央の道です。文殊岩の後ろ通るルートです。道幅も広く安全です。紅葉がきれいなルートです。冬は樹氷がきれいです。

右の道は文殊岩のほうに行きます。少々狭いです道はしっかりしています。今回はこちらへ行って、文殊さんにお参りに行きます。

文殊さんです。後ろの大きな岩が文殊岩です。
地図番号⑧ 遊歩道に合流
寺谷ルートとの合流点

太い道に出ました。遊歩道と呼ばれる道です。寺谷ルートもここに合流してきます。休憩ベンチと案内板があります。右方向が山頂です。あと5分ぐらいで山頂です。

「大変お疲れ様」の看板。目の前に大杉の木。もうすぐです。

大杉にタッチして、無事に登山できたことを感謝。

山頂広場に到着。天気の良い日は、PLの塔、狭山池、大阪市の高層ビル群、大阪湾、神戸、六甲山、関西空港、明石大橋が見えます。
まとめ
金剛山にはたくさんの登山ルートがあります。中には危険なルートもあります。ひとり登山を安全性で分類し、それらをまとめた記事です。お役に立てていただければ幸いです。