月と金星が接近する日 次のデートはいつ? 2026年

(2025年12月20日更新)

月と金星のランデブー

次回の待ち合わせは、2026年2月18日の日沈後です。その日は細い月と金星が並んでくっついたように見え、誰でも簡単に楽しめる美しい風景が広がります。夕焼けや朝焼けとの調和も魅力的ですね。この天体同士の接近現象を「待ち合わせ」(英語ではランデブー)と呼び、その様子はまるでデートのようです。このような天文現象がいつ起こるのかを事前に知っておくことも、楽しみの一つです。
この記事では、これからに起こる細い月と金星の大接近に焦点を当て、その日や見え方やメカニズムについて理解できるようにご紹介します。ぜひ参考にして、天空のロマンチックなデートをお楽しみください。

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月と金星が大接近する日 次のデートはいつ?

月と金星が接近する日を接近日まとめ表にしました。「見かけの離角(度)」が小さいほど、より近づいて見えます。見かけの離角が約2°より小さいときを「大接近」と表記しています。
2026年は夕方西の空に金星がまばゆく輝きます。2月は高度が低いですが、6月は高くなり、だんだん明るくなりながら低くなり、夏の終わりには見えなくなります。

接近日離角月齢金星の
明るさ
金星の
高度
位置
関係
備考
2026年1月見えない
2026年2月18日西約1.5°0.9-3.97.8°金月大接近
糸のような細い月
低空で見つけにくい
2026年3月20日西約5°1.3-3.915.7°金月糸のような細い月
低空で見つけにくい
2026年4月19日西約5°1.9-3.921.9°月金
2026年5月19日西約5°2.6-4.028.0°
2026年6月18日西約7°3.3-4.029.4°
2026年7月17日西約4°3.0-4.126.7°
2026年8月16日西約3°3.7-4.321.3° 金
2026年9月14日西約2°3.2-4.514.3°
 月
接近
2026年10月見えない
2026年11月7日約6°27.2-4.416.8°
2026年12月5日約8°25.6-4.635.5°金月
注意:本データは日本の東経135°北緯35°におけるシミュレーション値です。

・時間帯には「夕方」と「朝方」の2種類があります。「朝方」は日の出前に早起きをすれば見れます。
・等級は数字が小さいほど明るいです。-4等級は飛行機のヘッドライトの様な明るさです。
・月齢は夕方の三日月が3.0、上弦半月が7.5、満月が15.0、朝方の逆三日月は26.5、新月が0.0です。
・金星の高度は夕方は日没時の高さです。朝方は日出時の高さです。

接近日まとめ表から読み取れること

接近日まとめ表から読み取れることは何でしょうか。

金星が見えないときもある

月と金星は見かけ上、1ヶ月に1回接近するという規則性が読み取れます。しかし、金星が見えない時もあります。金星が見えないため、月との接近も起こりません。例を2つ挙げます。

  • 例1
    2025年4月は金星が見えません。
    なぜでしょうか。2025年4月は金星が地球と太陽の間にあって、太陽が眩しいため見えません。もし地球と金星と太陽が一直線上に並んだ場合、「金星日面通過」という天文現象が起こります。「金星日面通過」は非常にまれな現象で、およそ100年に1回しか起きません 。前回は2012年6月6日に起こりました。次回は2117年12月10日に起こります。
月と金星のランデブー 金星日面通過
太陽の右下の黒いほくろのようなものが金星(2012年6月6日 11:18:56)
  • 例2
    2025年12月から2026年1月は金星が見えません。
    なぜでしょうか。この期間中は太陽の向こう側に金星があるため見えません。

見える時間帯にサイクルがある

この様なサイクルがあります。

夕方西の空によく見える

夕方西の低空で見にくくなる 

見えない(約1ヶ月)

朝方東の低空で見える

朝方東の空によく見える

朝方東の低空でに見にくくなる

見えない(約2~5ヶ月)(今ここ)2025年12月~2026年1月

夕方西の低空で見える 

夕方西の空によく見える

金星の明るさはわずかに変わる

夕方西の空に見える金星は日ごとに明るくなります。
例えば2026年2月では-3.9等星、2026年9月では-4.5等星です。この差は0.6等級です。明るさに換算すると1.5倍の差があります。

見かけの離角は毎月異なる

毎月見かけ上の離角は変化します。特に離角が小さい場合を大接近といいます 。大接近の定義はなありません、2.0°以下を本サイトでは大接近と呼んています。ちなみにアイキャッチ画像は2010年5月16日 19:56で離角は約0.5°です。

離角が0.25°以下になると「金星食」という 天文現象が起こります。金星が月の裏に隠れる現象です。「金星食」はまれな現象で、数十年に1回しか起きません 。次回は2063年5月31日に起こります。あなたは何歳になっていますか。

月と金星のランデブー 金星食
月の下の方の光点が金星。月の裏に隠れる瞬間(2012年8月14日 2:44:17)

接近を見やすい月齢は3前後か26前後

夕方、西の空で接近を見やすい時期は月齢が3前後でしょう。
朝方、東の空で接近を見やすい時期は月齢が26前後でしょう。

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過去データ 細い月と金星が接近した日

接近日離角月齢金星の
明るさ
金星の
高度
位置
関係
備考
2023年3月24日西約1.5°2.7-4.033.1°
大接近
沖縄では金星食
2023年4月23日西約2.5°3.2-4.138.1°
 月
2023年5月23日西約2°3.7-4.239.0°金月
大接近
月と金星のランデブー
2023年6月22日西約3.5°4.2-4.431.9°
2023年7月20日西約7°2.7-4.415.6° 月
低空で見つけにくい
2023年8月見えない
2023年9月12日約10°26.4-4.531.2°月金
2023年10月11日約7°25.7-4.542.2°月金
2023年11月9日約7°25.1-4.341.4°
2023年11月10日約6°26.1-4.341.2°
2023年12月10日約5°26.4-4.133.9°
 月
2024年1月9日約7°26.9-4.024.1°
 月
2024年2月8日約7°27.4-4.015.4°
低空で見つけにくい
2024年3月見えない
2024年4月見えない
2024年5月見えない
2024年6月見えない
2024年7月見えない
2024年8月6日西約5°2.0-3.99.4°
 金
低空で見つけにくい
2024年9月5日西約2°2.3-3.912.4° 金
大接近
低空で見つけにくい
月と金星のランデブー
2024年10月6日西約7°3.6-4.014.8°月金低空で見つけにくい
月と金星のランデブー
2024年11月5日西約5°3.8-4.019.0°月金
2024年12月5日西約5°4.1-4.026.5°月金
2025年1月3日西約5°3.5-4.436.2°
月と金星のランデブー
2025年2月2日西約6°3.9-4.641.0°
 金
仰角が高く明るい。おすすめ
2025年3月2日西約6°2.4-4.328.1°月金金星が三日月型に見える
2025年4月25日約6°26.4-4.520.8°金月
2025年5月24日約3°26.0-4.424.9°
 金
金星が半月型に見える
2025年6月22日約8°26.7-4.229.6°
2025年7月22日約7°26.7-4.032.3°月金
2025年8月21日約6°27.3-4.030.4° 金
2025年9月20日約5°27.9-3.924.6°
2025年10月20日約4°28.3-3.915.2°
糸のような細い月
低空で見つけにくい
2025年11月19日約8°28.6-3.99.8°金月低空で見つけにくい
2025年12月見えない
2026年1月見えない
注意:本データは日本の東経135°北緯35°におけるシミュレーション値です。金星の高度は日没時のものです。
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まとめ

冒頭のランデブーの写真は超大接近の様子です。2010年5月16日夕刻、月と金星の間隔はわずか約0.5°でした。
細い月と金星の接近は美しく、誰でも簡単に見れる天文現象の1つです。月に一度の天体観測のサイクルに入れてみてはいかがでしょうか。

今後の接近の情報は随時追加していきたいと思います。

月と金星のランデブー

おまけコーナー

いかがだったでしょうか。
仕事の帰り道、空を見上げるとまばゆい金星を見ることがあります。特に冬の寒い時期に鋭い輝きを見ると力が湧いてきます。日常のストレスがスーと解放される気分になるのは私だけでしょうか。

月と金星のランデブー 金星食

これはカスパー・ダーヴィト・フリードリヒの『夕暮れの散歩』という絵画です。細い三日月の横に明るい星が描かれています。金星かどうかは分かりませんが、彼もこの光景にひかれて筆をとったのでしょうか。空を見上げてみましょう。三日月と金星が並んでいる姿に小さな幸せを感じるかもしれません。この地球に生まれてよかったね。
ありがとうございました。

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