2022年 惑星パレードは珍しい。見え方は

Last Updated on 2024年2月28日

惑星パレード

2022年12月下旬、珍しい天文現象があります。
私自身、「星のソムリエ®」の認定を受けており、天文普及活動実績が今も積みあがっています。
この記事では惑星パレードの見え方についてお伝えします。

惑星パレードは珍しい

惑星はほぼいつでも夜空に見ることができます。
でも、地球を除いた7つの惑星を同時に見れることは珍しいと言えます。
同時に空に並んで見えるので「惑星パレード」と呼ばれます。 

天体の軌道を考察してみよう。
惑星は太陽の周りを回っている。
太陽系を真上から見た時、下の絵のように、惑星がばらけた位置で太陽の周りを周っている。(イメージ図1)

惑星パレード
イメージ図1:普段は惑星がばらけた位置にある。

惑星パレードの場合は、どちらかの方向に全ての惑星が偏っている状態ということ 。
絵に書くとこんな感じになる。(イメージ図2)

惑星パレード
イメージ図2:惑星パレードが起こる場合、惑星が偏った位置にある。

惑星パレードの方角は?

2022年12月下旬(一番の見頃は2022年12月25日クリスマスの日)です。
夕方、太陽が沈んでまだ空がぼんやり明るい頃です。
南の方向に体を向けます。

西の空から南の空を通って東の空にかけて、金星、水星、土星、海王星、木星、天王星、火星の順に並んでいます。

西の空の太陽が沈んだ方向の地平線近い低い位置に、金星と水星が見えます。少し高い位置に土星が見えます。
南の空高度50度付近に海王星と木星が見えます。
東の空高度40度付近に天王星が、20度付近に赤く明るい火星が見えます。

このうち、土星、木星、火星は明るいので、すぐに見つけることができるでしょう。

惑星パレード
出典:AstroArts ステラナビゲータ

惑星の実際の見え方は?

惑星の見え方を表にまとめました。

星の名見え方明るさ肉眼双眼鏡望遠鏡写真撮影
金星低空で見つけにくい-3.9等星(非常に明るい)スマホ難
カメラOK
水星低空で見つけにくい-0.2等星(明るい)×スマホ難
カメラOK
土星明るく白色に見える-0.8等星(明るい)スマホOK
カメラOK
海王星非常に暗く見つけにくい7.9等星(非常に暗い)××スマホ×
カメラ難
木星明るく黄色に見える-2.4等星(非常に明るい)スマホOK
カメラOK
天王星暗く見つけにくい5.7等星(暗い)×スマホ×
カメラ難
火星明るく赤色に見える-1.4等星(非常に明るい)スマホOK
カメラOK

惑星パレードの写真を撮ってみよう

1枚の写真に7つの惑星を納めるには、超広角レンズが必要です。
西の空から東の空まで180度の視界がなければなりません。

<スマホの場合>
スマホで180度撮れる機能が備わっていれば問題ありません。
2022年現在そのようなスマホは少ないように思います。
ですので、2枚か3枚に小分けをして撮るしかありません。
後で小分けして撮った写真を1枚に合成(モザイク合成)するアプリがあれば可能です。

<カメラの場合>
一眼レフで魚眼レンズがあれば1枚で撮ることはできます。
ない場合はスマホと同じく小分けして取るしかありません。
後でモザイク合成です。

天王星、海王星は映らないかもしれません。

写真を撮るときは、是非地上の景色も入れて撮影しましょう。
その方がモザイク合成をする時、位置合わせの目印になるからです。

まとめ

珍しい現象ですので、寒い時期ではありますが、ぜひ見てみましょう。
次回は数十年後ですので。
「今ここ!」

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