皆既月食! スマホで上手に写真を撮るには

皆既月食宇宙

Last Updated on 2024年2月28日

2022年11月8日に全国で皆既月食が見られます。
誰でも楽しめる天体ショーです。
この様子を簡単にスマホで写真に残したいものですね。
私自身、星のソムリエ®として皆既月食の観望会を実施してきました。
その経験からスマホで皆既月食が取れるのかを記事にまとめました。
参考にしていただければ幸いです。

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スマホで上手に写真を撮るには

試しにお手持ちのスマホで月を撮ってみましょう。
スマホを月に向けシャッターを押せば、月の写真を撮ることができます。
すると次のことに気づきます。

  • 景色ははっきり映っているが月がボケている
  • 月が真っ白になっている
  • 月が真っ白になっている
  • ブレていて月が丸くない

がっかりされる方が多くいらっしゃいます。
なぜでしょうか。

皆既月食をスマホで撮影
電車の高架線の間に点像で皆既中の月が写っています。非常に小さいです。
皆既月食をスマホで撮影
月の部分を切り取ってみました。実際の大きさです。明るい部分が膨らんでいます。

一言で言うと、月は小さくて明暗差が大きいことが理由です。
個々について解決策を次のようにまとめました。

問題点対策
景色ははっきり映っているが月がボケているピントを月に合わせる。
月が真っ白になっているスマホの設定を変更する
月がとても小さいスマホのカメラに望遠レンズをつける
ブレていて月が丸くない三脚に固定して撮影する
セルフタイマーを利用する
スマホ撮影での問題点と対策

次に具体的な方法を説明します。

スマホで上手に写真を撮る具体的な方法

セッティングからシャッターを切るまでの作業を順を追って説明します。

スマホのカメラに望遠レンズをつける

もしスマホ用の望遠レンズを持っておられたら、スマホのレンズに装着します。
落ちないようにしっかりと固定します。
水平につけることが重要です。
傾いて装着してしまうとピントにムラが出てしまいます。

光学ズームアップ機能を持ったスマホなら是非利用しましょう。
電子ズームアップ機能は見かけ拡大されますが、画質が荒くなりますので避けたほうがよいでしょう。

発想の転換で双眼鏡や望遠鏡を望遠レンズ代わりに使う方法があります。
双眼鏡や望遠鏡に目を当てる部分(接眼部と呼びます)にスマホのレンズを密着させるのです。
スマホにレンズを付けるのではなく、レンズにスマホを付けるという逆の発想です。

三脚に固定する

カメラ用の三脚を組み立てます。
三脚にスマホ固定アダプタをカメラネジで固定します。
最後にアダプターにスマホを固定します。
私が持っているアダプターは写真の通りです。
スマホを横にして上下から挟み込む形式です。

スマホアダプターで三脚に固定する

ピントを月に合わせる

三脚のネジで方向を調節しスマホカメラを月に向けます。
月にピントを合わせます。
ピントがあってもすぐボケてしまう場合は、オートフォーカスをオフにして、手動でピントを合わせます。

スマホの設定を変更する

月のうさぎの模様やクレーターが写っておらず白い球になってしまっている。
これを「白飛び」と呼びます。
「白飛び」はシャッタースピードが長すぎるためです。

オートになってる場合はオートの設定をオフにして、手動でシャッタースピードを短くします。
月のうさぎの模様やクレーターが写っていればOKです。

また、最近のスマホにはHDR機能が付いています。
HDR機能を使うと月の明暗差がフラットになって、白飛びが低減されます。
お手軽にHDR機能を使って撮影するのもいいでしょう。

セルフタイマーを利用する

写真を撮る時に画面の撮影ボタンをタップします。
タップの振動は少しであっても、撮像に影響します。
スマホに触れることなく、シャッターを切る方法として自動シャッターがあります。

スマホのカメラアプリの設定で自動シャッターを使用します。
スタートを押してから10秒後にシャッターが切れるようにします。
10秒は長いように感じるかもしれませんが、振動がなくなるまでちょっと長めに設定します。

トライアンドエラーでより良い写真を撮る

スマホの設定を自動ではなく手動設定で色々試してみることです。
自分のスマホにあった最適な設定を見つけてください。
「月を撮影」→「画面で写真を確認」→「不具合を修正するために設定変更」→「月を撮影」
を繰り返して、最適化していきます。
月の出ている夜に試し撮りをして、どういった設定があるかを把握しておきましょう。
月食当日に慌てないよう、準備しておきましょう。

視点を変えた月食の撮影

視点を変えていろんな月食を撮影してみることを楽しむのもいいと思います。

スマホの良さは持ち運びが便利で、いつでもどこでもサッと撮影できることです。
拡大撮影は得意ではありませんが広角で周りの景色と一緒に撮ることができます。

月食撮影においては、いろいろ気を使う点が多いです。
美しさを追求するあまりイライラするかもしれません。
月の撮像の精度を求めず、月食撮影を楽しむのはどうでしょう。
例えば

  • 絶景ポイントから景色と一緒に撮影する。
  • 普段の風景や人(自分)やお気に入りのグッズを視野に入れて撮影する。
  • 近くの景色にピントを合わせ、あえて月をボケさせて撮影する。
  • 車のライトを照明にして記念撮影する。

などなどです。

まとめ

スマホで上手に写真を撮るには少し根気がいりそうです。
スマホも年々進化しているのでもっと簡単に取れる時代が来るかもしれません。
今お持ちのスマホで自分が納得できる写真が取れれば、ハッピーではないでしょうか。

あとは天気。
晴れる事を祈るばかりです。

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