1%の努力と1%のサボり N88BASICで計算してみると
(2025年1月26日更新)

「1%の努力」という言葉や書籍を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。少しずつ積み重ねた努力が、複利の原理によって時間が経つほど大きな成果に繋がる。理屈では分かっていても、実際にはどれくらい増えるのでしょうか?
この記事では、N88BASICを使ってその成長を計算するプログラムを作成してみました。ソースコードも公開していますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
1%の努力と1%のサボり N88BASICで計算してみる
1%の努力
結果は1%の努力を毎日続けると4ヶ月目には2倍、そして1年後には36倍になりました。1ヶ月は30日としています。
実行結果は

ソースプログラムはたった5行です。

10 A=1:P=1:PRINT I;A
20 FOR I=1 TO 360
30 A=A*(1+P/100)
40 IF I MOD 30 =0 THEN PRINT I/30;"ヶ月後";A
50 NEXT
10行目初期値代入。20行目から50行目までを360回(360日=12か月)繰り返す。30行目複利の計算。40行目30日ごとにその時の値を表示する。
1%のサボり
では逆に毎日1%のサボりを続けると結果は
2ヶ月目には半減、そして1年後には2.6%(37分の1)になりました。

ソースプログラムはたった5行です。

違いは30行目複利の計算。「+」を「-」に変更しました。
まとめ
毎日の積み重ねが、時が経つにつれて大きな成果を生むこともあれば、逆に損失を招くこともあるとわかりました。当たり前ですが。
おまけコーナー
私が1990年代の日本製のパソコン「PC9801シリーズ」に無料で付属しているBASICプログラミングで遊んでおりました。今はWindowsに移行されたN88NASICのエミュレーターで遊んでいます。昨今プログラムはPythonやJava といった言語が主流になっている中、役にも立たない、構造化言語でわかりやすいN88BASICで書いてみました。令和になってもPC9801のファンが多いんじゃないでしょうか。
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