金剛山の山頂ってどこ?
(2025年2月21日更新)

金剛山の山頂はどこだと思いますか?。大阪平野を一望でき、「金剛山頂」の看板が立つ国見広場(山頂広場)を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかしそこは金剛山の本当の山頂ではないのです。
この記事では、ピークハントを記録している登山愛好家や三角点を巡るファンの方々のために、金剛山の「本当の山頂」について詳しくご紹介します。
この記事でわかること |
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・金剛山の本当の山頂 場所とルートがわかる ・山頂は立入禁止区域だとわかる ・なぜ立入禁止なのかがわかる |
本当の山頂はどこ
本当の山頂は国見広場から少し離れた葛城神社の本殿裏側です。本殿の裏にあるこんもりした丘のようなてっぺんが山頂(1125m)になります。神社の神域となっているため立入禁止になっています。一般の方はもちろん、関係者も入れないよう柵がしてあり、立入禁止の看板があります。
山頂広場とは

金剛山で人が賑わう場所として国見広場(山頂広場)があります。ここには 売店やトイレやライブカメラがあり、大阪平野・大阪湾・神戸の景観を楽しむことができます。ここでお弁当を食べたり、写真撮影をしたり、ライブ 動画で遠方の方とお話しされている登山者の姿を見かけます。山頂のような雰囲気ではありますが、実は標高1080mです。金剛山の標高は 1125mですから45m低いということになります。
山頂広場から本当の山頂に向かうルート
国見広場(山頂広場)から本当の山頂に向かうルートです。5分以内に着くので是非、立ち寄ってはいかがでしょうか。
地図

ルート案内
地図番号⓪ 国見広場(山頂広場)

山頂広場の看板。回れ右をします。そのまままっすぐに売店の方に向かいます。自動販売機の横の2、3段の階段を上がります。
地図番号① 転法輪寺前

正面に転法輪寺の境内が見えます。境内に入らずの右に曲がります。

鳥居が見えます。鳥居をくくり坂を登ります。

登り切ったとら分岐があります。分岐は左に進みます。直進すると遊歩道です。

朱色の灯篭が左右に並ぶ道を上り進めます。
地図番号② 夫婦杉

途中に夫婦杉という神木があります。根元に「夫婦」という詩が 石碑に刻まれています。

地図番号③ 葛城神社入口

さらに進むと勾配が平坦になり、神社本殿入口の道かは現れます。

舗装された、道を進みます。
地図番号④ 葛城神社

本殿です。


本殿の前を過ぎ、道なりに進みます。「ブナ林」という看板が現れます。その看板の左に行くと。。。
地図番号⑤ 本当の山頂

本当の山頂です。こんもり盛り上がったてっぺんが1125mの山頂です。

立ち入り禁止の柵が現れます。ここから柵越しに本当の山頂を見ることができます。もちろん入れません。

まとめ
金剛山の本当の山頂までのルートを紹介しました。国見広場(山頂広場)と比べれば、人も少なく神聖な雰囲気で静かなところです。国見広場からわずか数分ですし雰囲気が神々しくなっていくのを感じます。一足伸ばして一度訪れてみてはいかがでしょうか。
おまけコーナー
夫婦杉のりんと立つまっすくな樹齢数百年の2本の立木に感動しました。「夫婦」という詩もいろいろ人生考えされられる部分があります。本当の山頂は立入禁止であるのは登山者(ピークハンター)としては残念な気もしますが、よく考えてみれば金剛山は修行行者の山ですからそういった経緯を思うと納得しますね。